さいとうひろお

夢と希望と借金しかない。千葉県の実家から沖縄目指して歩いてます。自分探しではなく、探した結果見つかった答えがこれだった。

【4日目の3】ドイツからやってきたお遍路さん。ちゃんと「生きて」ますか?

五番の地蔵寺で会ったお遍路さんの話をしよう。


彼女を最初に見かけたのはその日の朝、俺が寝ていた二番札所手前のコンビニだ。


他に男性3人もいた。


どこの国だろーなーとか思っているうちに彼らはいなくなった。


俺が五番で納経を終えてくつろいでいると彼女はやってきた。


始めは1人だったが後から仲間がくるのだろうと思っていたが、誰もこない。


彼女は本堂でのお参りと納経が終わったあとも1人でベンチに腰かけている。 


俺は「こんにちは」と話しかけた。
見た目が外国人だからといって「日本語がしゃべれない」と思い込むのは間違いだ。
ましてや「ハロー」などと言ってはいけない
外国人が皆「英語圏」なのではない。


彼女は「こんにちは」と返してくれた。


俺が「日本語しゃべれますか?」と聞くと「はい、少し」と言う。


オレ「朝コンビニにいましたよね?」
彼女「はい」
オレ「お友達はどこにいるんですか?」
彼女「帰りました」
オレΣ(゚Д゚)エッ 
オレ「1人でお遍路するんですか?」
彼女「はい」
オレ「国はどちらですか?」
彼女「ドイツです」
オレ「日本語はどこで勉強したんですか?」
彼女「自分で勉強しました」
オレ(;゚∇゚)スゴイ
オレ「なぜお遍路に?」
彼女「友達はみんな東京とか京都とか行くけど、私は田舎が好きなので」
オレ「東京とかには行ったことあるんですか?」
彼女「いえ、徳島が初めてです」
オレ「初めての日本が徳島でお遍路!?」


彼女は区切り打ちではなく八十八ヶ所回るつもりらしい。


泊まるところもお遍路小屋や善根宿を当てにしており、電話も日本で使えるようにはしていない。


もし何かあっても警察と救急は呼べることは知っているようだ。


初日で疲れているようで、全身が痛いと笑っていた。


ここまで読んで「さいとうナンパしてんじゃねーよ(笑)」とか「可愛いねー!何歳なの?」くらいの感想が一番にくるような人は自分の人生をよく見つめ直した方がいい。


独学で会話できるレベルの外国語を身につけ、初めての国で田舎に飛び込み、日本人ですら苦労する旅路に必要最低限の持ち物だけで挑む。


できるかい?


「人生とは動詞であって、名詞ではない」
シャーロット・パーキンズ・ギルマン(アメリカ、作家)


人生は美術品のように飾っておくものではないし、眺めるものでもないし、語るものでもない。


人生は、ちゃんと「生き」なければ人生でない。
自分は、ただ「死んでいないだけ」なのではないか。


ドイツから来た1人のお遍路のストーリーを聞いて、そんな疑問が湧かないか?


彼女の旅がどうぞ無事でありますように。


同時に、どうぞ多難でありますように。


困難が多いほど実りは多い。


でもやっぱり無事で帰ってほしいね!


お大師様のお導きとご縁に感謝します。
南無大師遍照金剛(^人^)
(なむだいしへんじょうこんごう)












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