さいとうひろおブログ

夢と希望と借金しかない。千葉県の実家から沖縄目指して歩いてます。自分探しではなく、探した結果見つかった答えがこれだった。

映画『星の旅人たち』感想 ~旅立ちこそが、愛だった~

どーもどーも。




映画『星の旅人たち』

『星の旅人たち』(ほしのたびびとたち、The Way)は、2010年のアメリカ=スペイン合作のドラマ映画。 俳優エミリオ・エステベスが、実父マーティン・シーンを主演に起用し、自らの監督・脚本・製作・出演で制作したロードムービーである。

カリフォルニアの眼科医トム・エイヴリーは、ある日、自分探しの放浪の旅に出たまま疎遠になっていた1人息子が、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の初日にピレネー山脈で嵐に巻き込まれて亡くなったと知らされる。息子の遺体を引き取りに、スペインとの国境近くのフランスの町サン=ジャンにやって来たトムは、ダニエルの遺品のバックパックを背負い、ダニエルが辿るはずだった巡礼の旅に出ることにする。行く先々でダニエルの遺灰を撒く中で、トムはダニエルの存在を強く感じる。
(ウィキペディアより引用)


これは昨年末に名古屋を訪れた際に友人に勧められた映画である。
その後、名古屋から大阪へ向かう電車の中でAmazonプライムビデオで視聴した。


この映画にネタバレはなく、上記でウィキペディアから引用したストーリーそのままが映画の全編であるような、静かで淡々とした物語だ。


こういう「楽しませたろかい!」とか「感動させたろかい!」のような意図のない映画は観る人によって見え方が大分変わる。


それは映画自体の「色」が薄いため観る人が自分の内面を色濃く映画に投影するからだ。


私にとってのこの映画のクライマックスは物語の導入部分だった。


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父親が息子の遺体を引き取りに向かう道中、旅立つ前に息子と交わした会話を思い返す。


父親は息子を愛していた。


息子は父親の望むように生きてはくれなかったが、自分の望むように生きようとしていた。


父親は自問自答する。


「私は息子を理解できていたか」
「私は息子を理解しようとしていたか」


現地に到着し遺体を息子だと確認し火葬を願い出る。


そして、小さなブリキの箱に納まるほどの灰となった息子と対面する。


父親は自問自答する。


「私は息子を愛せていたか」


頭だけでなく、言葉だけでなく、心と体でもう一度息子と向き合いたい。


たとえどんなに長い時を共に過ごそうと、
たとえどんなに多くの言葉を交わそうと、
人は人を完璧には理解できない。


アニメ『スラムダンク』のエンディングテーマとしてヒットしたWANDS(ワンズ)の名曲『世界が終わるまでは…』の歌詞に「互いのすべてを知りつくすまでが愛ならばいっそ永久(とわ)に眠ろうか…」という一節がある。


完璧には理解できない。


「だから」諦めるのか。


否、


「だけど」理解しようとするのだ。


その「姿勢」こそが「愛」なのだ。


そして父親は旅立つ。


私にとってこの映画は「旅の物語」ではない。


私にとってこの映画は「旅立ちの物語」である。


父親はもはや高齢だ。
眼科医として地位もあり診察に訪れるなじみの患者もいる。
ゴルフ仲間と悠々自適に休日を過ごす楽しみもある。


それでも父親は旅に出た。


愛する息子のために。


息子を愛するために。


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旅の道中に何があるか。


どんな仲間と出会うか。


ゴールと、ゴールの先に何があるのか。


それらも映画の見所である。


美しい巡礼路の景色や街並み、示唆的な挿入歌。


いつか私もこの巡礼の旅に出たいと思っているので参考にもなった。


しかし私にとってのこの映画のクライマックスは、旅立ちを決意する父親の姿でありその瞬間が全てであった。


私は静かに涙していた。


正月で人もまばらな近鉄名古屋線の中で。


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この映画に出会えてよかったです。


勧めてくれた友人に感謝します(^人^)


この映画に興味が沸いた方はぜひ!

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